「インバウンドツーリズムついて語ろう」

ご縁を頂き、「インバウンド訪日外国人旅行者の現状と課題」を語り合う会で、スピーカーとして登壇させていただいた。2017年の訪日外国人旅行者数が2,869万人となり、世間は「インバウンド、インバウンド」と盛り上がっているが、その実態はどうなっているのだろうか?

 

①「インバウンドの隆盛」が日本に与えるメリットとデメリットについて考えてみよう

②「あなたの住む街(地域)に外国人観光客を誘致するとっておき企画」を考えてみよう

③外国人観光客誘致に向けて、今やらねばならないと思うことは?(不足している事、課題等)

 

このようなダイアローグで各方面の専門家と意見交換を行った。

日本は今、何も対策を打たなければ危機的な人口減になることは明らかである。先日、内閣官房まち・ひと・しごと・創生本部の報告会「地方創生の動向と展望について」に出席し、聞いた興味深いデータでは、日本の人口は、2016年、約12,693万人をピークに、2,100年には約5,326万人(これは明治維新の頃と等しい人口)さらに2220年(200年後)には約1,336万人、2320年(300年後)には約422万人、3000年にはなんと約2,000人になる!! また地方都市700~800箇所が30年以内に消滅する可能性がある!! とも。

そんな危機的な状況の中、インバウンドに期待する事は自然な流れであり、私も賛成する。しかし、「オーバーツーリズム」という言葉があるように、民泊や外国人旅行者の増加がもたらす課題も見えてきて、現住民と訪問者がいかに共存していくか課題になってくる。

今回のミーティングで外国人を誘致するための企画として、「エセ日本テーマパーク・エセ和食店」を作ろう、「甲冑ツアー」をやろうとかユーモラスな意見もたくさん出された。

日本の人口に関する政府目標は「1億人を維持しよう‼」である。かなり厳しい環境ではあるが、今ここで皆がこの現状を認識し行動を変えることで、まだ日本を救える可能性も高い。

次世代にこの国の歴史をバトンタッチできるように私も頑張りたいと思っている。

 

 

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