滋賀の観光発展に向けての戦略

11月2日(火)
中小企業診断士の日記念フォーラムイン滋賀を開催致しました。

第一部は、滋賀発世界ブランドへ飛躍中の注目企業 株式会社会社ナンガ 横田社長の基調講演「トレンド変化とブランディングについて」
第二部は、コロナ禍で未曾有の危機に陥っている観光の未来戦略を考えるミニトーク&パネルディスカッションを行いました。

株式会社ナンガは、1941年に祖父が興した真綿布団の縫製工場を、父親が登山者向けの寝袋(シェラフ)製造に、そして現社長が総合アウトドアアパレル事業へ、時代の変遷とともにビジネスを変革させてきました。
3代目に当たる横田智之社長は、社長就任後ダウンジャケット製造に着手、同社の商品はデザイン性と高機能で評価が高まり、コロナ禍のアウトドアブームも追い風となり、昨年の売上高28億円と大きく伸長させています。

第二部は、「”持続可能な観光”に向けて 滋賀の観光発展に向けてどんな戦略をとるべきか」をテーマに、滋賀県を中心に米欧豪の富裕層インバウンド専門の旅行会社、ツール・ド・ラック滋賀 CEO川口洋美氏、岐阜県の地域活性化に取り組む、合同会社久悦 代表取締役宮田久司氏、滋賀県のDMOである公益遮社団法人ビワコツーリストビューロー部長、西田秀孝氏を迎えてパネルディスカッションを行いました。

私もモデレーターを務めましたが多くの気づきがありました。横田社長がおっしゃった「作り手の気持ちを顧客に伝え続けることで選ばれる」、宮田氏「何が(観光客にとって)価値か自分たちが気づく」、川口氏「本物を本物のまま残す」「受け入れ側の品格が高いと、品格の高い客が集まる」、西田氏「発信力と関係者の連携が地域活性化のポイント」など、これからの観光戦略を考える貴重なヒントが沢山詰まった内容でした。

    コメントを残す

    メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です